2015-01-01から1年間の記事一覧
みなさん、歴史家・竹内理三(1907~1997)をご存じだろうか。 かつてある古代史のゼミで、先生がこう宣言した。「みなさん、塙保己一と竹内理三には足を向けて寝てはいけませんよ」 もちろん塙保己一は、江戸時代に『群書類従』を編纂した盲目の大学者だ。…
ユネスコの記憶遺産(世界記憶遺産)に、東寺百合文書が認定された。 www.asahi.com 日本のものが認定されてうれしいという以上に、東寺百合文書を保存し、整理し、公開してきたたくさんの人々、とくに所蔵している京都府立総合資料館の人々の尽力が報われた…
宮崎駿が長編映画製作を引退するといってからはや2年。 三鷹の森ジブリ美術館で「幽霊塔へようこそ展」がはじまった(2015年5月30日(土)~2016年5月(予定))。 <a href="http://www.ghibli-museum.jp/news/009744.html" data-mce-href="http://ww…
画像は1934年頃、東京帝大史料編纂所の職にあったころの辻善之助検印。花押状の印を用いている。出典 泣ける映画の王道テーマは、やっぱり「死」だろう。 家族、恋人、師匠、別離、余命、病気持ちなどバリエーションは豊富だ。 本のあとがきでも、追悼など「…
日本海軍と政治 (講談社現代新書) 作者: 手嶋泰伸 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/02/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 歴史と歴史学は、似て非なるものだ。少なくとも、私はそう信じている。歴史上の出来事や人物について、気の遠…
この間、劇場で映画『みんなのアムステルダム美術館へ』を観た。 <a href="http://amsmuseum.jp/" data-mce-href="http://amsmuseum.jp/">映画 『みんなのアムステルダム国立美術館へ』公式サイト</a> 映画 『みんなのアムステルダム国立美術館へ』公式サイト 前作『ようこそアムステルダム国立美術館へ』(2008)に引き続き、美術館の…
仏書で名高い京都の法藏館さんのブログで、「あとがき」についてたいへんよくまとまった記事が書かれていましたので、紹介したいと思います。 編集室の机から_あとがきに見る著者 とっつきにくい難解な研究書・専門書のなかでも、例外的に著者の本音と人間味…
もっとも簡潔な「はしがき」に出会ってしまった。 はらりと表題紙をめくると、左右にたっぷりと余白のあるページが現れる。その中央に、ほんの少し大きいポイントの活字で以下の文言のみが記されている。 はしがき 従来、貞和三年(1347)とされてきた『後三…
■ウェブ書影展「『人生はニャンとかなる』とそれみたいなもの」によせて 2014年の書籍年間ベストセラーが日版によって発表されました。 年間ベストセラー | ベストセラー一覧 | 日本出版販売株式会社 去年の総合1位は村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、…
2015年到来! 今年、1月からジョジョ3部アニメ「エジプト編」がいよいよ放送開始され、関係イベント、コラボ、グッズなど、今年のジョジョファンにはお楽しみがいっぱいです。 &amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;a href="http://jojo-animation.com/" dat…